メリット・デメリットをプロ目線で解説!
不動産業に携わる目線で、今回は「個人間売買」についてお話します。
「知り合いに家を売る」「親戚から土地を買う」といったケース、よくありますよね。
でも、実はこれ。。。思ってる以上に落とし穴があるんです。

■そもそも「個人間売買」って?
不動産会社などの仲介を通さずに、売主と買主が直接やりとりして物件を売買することを「個人間売買」と言います。
■メリット
◎仲介手数料がかからない
仲介業者を使わない分、最大で物件価格の3%+6万円の手数料を節約できます。
◎話が早い・柔軟に条件を決められる
知人同士だと価格交渉や引渡し時期等がスムーズに進む場合も。
■でも・・・デメリットがかなり大きい!
正直、プロの立場からすると「慎重に!」と伝えたい理由はここです。
✖契約書が不完全なケースが多い
専門家が作る契約書でないと、将来トラブルになった時に「言った・言わない」になりがち。
口約束が命取になることも・・・。
✖瑕疵(かし)責任があいまい
雨漏り・シロアリ被害・境界トラブルなど、購入後に発覚した不具合について責任の所在が不明確になりがち。→これは本当に多いです。
✖名義変更・登記手続きが複雑
司法書士を使わず自力でやろうとするケースもありますが、登記ミスは大問題。
知らないと税金で損をすることもあります。
✖ローンが使えない場合も
金融機関によっては、個人間売買に対応していなかったり、物件調査をしてくれないケースも。
融資審査が通らず「結局買えなかった」ことも・・・。
【事例①:知人に家を売ったAさんのトラブル】
知人に実家を安く売ったAさん。契約書はネットの雛形を使っただけ。
数ヶ月後、雨漏りが発覚して『話が違う!』と友人から修理費を請求され関係が悪化。
最終的に弁護士を挟むことに・・・。
«信頼していたのにこんなことになるなんて»とAさん。

【事例②:登記ミスで相続税が高額に・・・】
親から土地を買ったBさん。
司法書士を使わずに自分で登記したところ、誤って「贈与」扱いにされてしまい、数百万円の贈与税
が発生。
≪こんなはずじゃなかった・・・≫と後悔。

■やるなら専門家のチェックは必須!
もしどうしても個人間での売買を行う場合でも、
・不動産会社による契約書の作成サポート
・司法書士による登記確認
などを最低限取り入れて欲しいですね。
■最後に
節約のつもりが高くつくことも
仲介手数料を節約するつもりで個人間売買を選んだ結果、
・契約トラブル
・隠れた不具合の修理費
・税務上のミス
などで結果的に損をするケースは、私たちの現場でもたびたび見かけます。
安心・安全な取引をするためにも、ぜひ一度専門家に相談してみてくださいね。
無料相談受付中
個人間売買を検討している方、ぜひお気軽にご相談ください。
女性スタッフが丁寧に対応いたします。
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